舌粘膜清掃口腔管理|呉市郷町の歯科クリニック|くろだ歯科クリニック

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舌粘膜清掃口腔管理

歯科衛生士復職・新人研修プログラム
日時:2022年9月14日(水)
場所 広島大学歯学部歯科衛生士教育支援センター
講義 舌粘膜清掃口腔衛生管理
講師 倉脇 由布子先生

(歯科衛生士 : 田中 美羽)
今回私は、舌粘膜清掃の研修を受けさせていただきました。
最初に倉脇先生による講義を受け実習に移りました。
講義の内容では「口腔ケアとはどんな意味?定義について」 「口腔衛生管理と口腔ケアの違い」 「有病者・高齢者の口腔の特徴」 「粘膜清掃について」 「スポンジブラシの使用方法」 「エラック510(口腔粘膜ケア用ブラシ)について」 「口腔清拭用ブラシの用途」 「吸引歯ブラシの使い方」 「口腔衛生管理時の注意」 これらの流れで講義が行われました。
そもそも口腔ケアといわれると、「口腔内の清掃」いわゆるクリーニングと思っていましたが、最終的な目的は「QOLの向上」を図るもの、と学びました。
口腔ケアといえば、歯科衛生士はもちろん看護師や介護士もこの用語を使うそうで、より歯科衛生士に近い言葉は口腔衛生管理だそうです。
口腔衛生管理の内容は①バイオフィルムの除去 ②歯間部清掃 ③口腔内洗浄 ④舌苔の除去 ⑤歯石除去などがあります。
口腔ケアとなるともっと幅が広くなってきます。
私は実際に訪問口腔ケアで患者様のお口の中を拝見させていただいているのですが、口腔乾燥の方が非常に多く感じます。
その理由は様々ですが、口腔乾燥からう蝕、舌苔、痂疲などの口腔内の問題が発生しています。
痂疲状態の患者様はよくいらしゃるのでその除去方法について学びました。
スポンジブラシや口腔粘膜ケア用ブラシ、保湿剤を使用し舌苔や痂疲、食物残渣を除去していきます。
今回実習でやってみて、スポンジブラシの使い方のコツや保湿剤の塗布手順など実際の現場でとても役立つことばかりでした。
今回学んだことそのまま活用したいと思います。
今回もためになる研修を受けさせていただきありがとうございました。

(歯科衛生士 : 指原 朱菜)
今回は舌粘膜清掃について学び、訪問時に役立つ知識や技術についてたくさん教えていただきました。
相互実習では、実際に人の口でスポンジブラシや粘膜用のブラシを使って口腔ケアを行ったので、どのくらいの力で清掃すれば良いか分かりやすく学べました。
また、患者役も体験したので清掃されている時の感覚を味わうことが出来ました。
やはり、マネキンで作業するよりも人の口で作業する方が何倍も難しく感じました。
私は患者さんの口をのぞき込むことが多々あるのでベッドの高さを変えたりして適切な距離を保って口腔ケアを行えるように頑張りたいと思います。
口腔ケアを行うことによってごはんをしっかりたべることができ、健康状態がよくなり生活の質が向上すると教えていただきました。患者さんの生活の質が向上できるように、今回学んだことを活かして口腔内のケアをしっかりと行っていきたいと思います。     

(歯科衛生士 : 木村 理瑚)
今回私は、倉脇由布子先生による口腔衛生管理についての研修に参加させていただきました。
まず口腔衛生管理を行うということは口腔細菌を的確に除去することであり、目的は細菌感染症の予防です。
単にたべかすや汚れをきれいにするだけではありません。
私は歯科衛生士になって最近は訪問先でも口腔ケアをさせていただくことが増えましたが、ただきれいにすることだけを考え患者さんへの負担を考えてとにかく早く終わらせることを考えていて細菌感染症の予防のために口腔ケアをしているということは意識できていませんでした。
専門学校でも細菌感染症の予防を行うんだと学んだはずが、研修でもう一度学ぶまで意識できていませんでした。
患者さんの口腔内をきれいにするということはとても大事なことですが、ただきれいにするのではなく、なぜそうするのかどうして大事なのかを意識しながら口腔ケアをすることが大切だと改めて学ぶことができました。
また、実際に研修者とペアになって患者役と術者役で体験もさせていただきました。
力加減など直接教えていただけたのでとても分かりやすかったです。
今回の研修を活かして患者さんへ不快感を与えないよう、細菌感染症を予防するという目的を意識しながら口腔ケアに取り組んでいきたいと思います。