2022/09/10
歯科衛生士 新人研修プログラム
場所:広島大学歯学部 歯科衛生士教育研修センター
日時:2022年9月7日(水)9:00~16:00
講師:相見 礼子先生
講義 プロービング、シャープニング、スケーリング、SRP
(歯科衛生士 田中美羽)
今回私は、歯科衛生士にとって必須なSRP、プロービング、シャープニング、スケーリングの研修を受講させていただきました。
実際患者様に対してスケーリングを行う時でも、「ここはどの角度ですればいいのだろう」「何番のスケーラーを使えば効率よく歯石除去できるんだろう」ともっと患者様にも自分自身にも負担のないスケーリングの仕方があるのではないのだろうか、と思っていたことを直接先生に聞き実践して教えていただきました。
1時間目に講義を受けそのまま相互実習でした。
1時間目はプロービングだったので、「プローブの当て方と方向、挿入時の圧、ミラーの使い方」挿入時の圧についてはデジタル計量器にて実際に25~30gの圧を測定しました。
2時間目はシャープニングだったので、「砥石の角度」「テストスティック」について実習しました。
シャープニングは角度や圧を間違えるとすぐスケーラーをダメにしてしまうので丁寧にシャープニングしないといけないことを教えていただきました。
3時間目、4時間目はスケーリング、SRPについて講義だったので、講義を受けた後そのまま模型にて練習をしました。
実際にメンテナンスをさせていただいていて、私が疑問に思うことは先生に質問させていただきました。
今までは教科書でしか学んでなく、いざ実際に患者様のお口の中をクリーニングさせていただく機会が増え、自分ではこう思っていても実際にやるとなるとうまくいかない、ということが多々ありました。
今回この4つの講義を受けさせていただいて実習で難しかったところを相見先生に教わり、丁寧にとても分かりやすく具体的な例を出しながらの説明だったので、とても理解できました。
今回この講義で学んだこと実際に生かせるよう日々練習していきます。
今回も貴重な研修会に参加させていただきありがとうございました。
(歯科衛生士 指原朱菜)
今回、プロービングやスケーリングについてたくさんのテクニックを学ぶことができました。
機械で実際にプロービング圧を測ったり、抜去歯牙を使ってイメージを掴んだりと基礎基本をしっかりと体で覚えることができてよかったです。
また顎模型を使っての実習では、どの方向からミラーを入れたら見えやすいか、どのポジショニングで行えば作業しやすいかなど実際に患者さんの口腔内で作業している感覚で実習ができました。
プロービングやSRPは歯の形態をよく理解していないと正確な数値が測れていなかったり、適切な角度であたっていなかったりするので前歯や臼歯の歯冠と歯根の形をしっかりと頭の中に入れておくことが大事なのだと改めて感じました。
講義を受け、自分のためになる実習や勉強ができてよかったです。
今回学んだことをメンテナンスの時に取り入れ、患者さんに負担をかけず自分の作業しやすい位置で的確に検査やSRPを行えたら良いなと思いました。
(歯科衛生士 木村理瑚)
今回私は広島大学で行われた、相見礼子先生による新人研修プログラムに参加させていただきました。
行われた内容はプロービング、シャープニング、スケーリング、SRPの4項目です。
まず、この4項目には行う上でのある共通点があり、どれも力を入れすぎないようにすることが大切ということを学びました。
プロービングでは25グラムから30グラムの力で測定を行い、シャープニングでは力を入れてスケーラーを研ぐのではなく、研ぐ回数を多くします。
また、スケーリングやSRPではスケーラーを支える指に多少の力はいりますが、歯石を除去する際にスケーラーを正しい方向に倒し、てこの原理を利用します。
このそれぞれの注意点を気を付けることで、患者さんに不快感を与えることなく力の入れすぎによる負担も軽減でき、患者さんへの負担を軽減するだけでなく自分自身への負担も軽減できます。
このことから、行う上で大切なことは力を入れすぎないことだということが分かりました。
実際にマネキンを使っての講義もしてくださり、スケーリングやSRPでの正しいスケーラーの使用方法を体感で学ぶこともできました。
実際にやってみてスケーラーの角度や手首の使い方がとても難しかったので、これから練習を繰り返し患者さんのお口の健康を支えていけるようになりたいと、改めて考えることができました。できなくても練習を繰り返して頑張りたいと思います。