床矯正 ステップアップセミナー 大阪|呉市郷町の歯科クリニック|くろだ歯科クリニック

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床矯正 ステップアップセミナー 大阪

研修報告
第15回 床矯正ステップアップセミナー 大阪
日時 9月3日(日曜日) 13時~16時30分
場所 新大阪丸ビル別館
講師 大河内淑子先生 鈴木設矢先生


今回私は、「バイオロジカルな治療」ということで当院でも行っている床矯正の内容について講義を受けました。
咬合育成とは「メカニカル」「バイオロジカル」と分けられていて、「メカニカル」とは床矯正装置「バイオロジカル」とは、食育、トレーニング、悪習癖の改善に分類されています。
床矯正治療の目的は「9歳半までに前歯を治す」とされ混合歯列前期の6~9歳までが歯が動きやすく、その年齢までにできることとして、メカニカルである床矯正やバイオロジカルである食育、トレーニング、悪習癖の改善をすることで歯並びが良くなるとされています。
混合歯列前期よりも前の乳歯列期にできることとしてバイオロジカルを取り入れることで歯並びだけでなく今後の口腔機能から体全体の機能が良くなります。
このように「子どもの頃からのバイオロジカルは一生涯」と言えます。
今回、大河内先生と鈴木先生のお二人に講義をしていただいたのですが、お二人とも最初から最後まで言われていたことがあります。
それは、「なぜ?を考える」ということ。
なぜ?を考える、それは原因を考えるということで、原因を改善していかないと床矯正をしても意味がなく、指導の仕方が全然違うということです。
日々の臨床で「あいうべ体操」「パナスティック」などトレーニングの大切さ「歯並び」とは奥が深いということ、子ども達のお口のケアから生涯のケアに至るまで、今回学んだことを活かして患者様にお伝えしサポートしていきます。
(歯科衛生士:田中 美羽)


今回私は、大河内先生と鈴木先生の床矯正ステップアップセミナーに参加させていただきました。
セミナーの内容は「過去・現在・未来」の指導・治療という未来をよくするために今、何を始めて何を治すべきなのか、なぜそうなったのかが大切であるということでした。
歯並びが悪くなるのには理由があり、それ以前に治さなければならないこと、それが食育、トレーニング、悪習壁の改善の3つのバイオロジカルな治療であることを教えていただきました。
食育では、前歯や臼歯でよく噛んで食べれるように食材を小さく切らない。「チューブ」や「あいうべ体操」といったトレーニングを行う。
指しゃぶりや舌を前に出す舌癖などの悪習壁の改善。この様にバイオロジカルな治療を行うことで、矯正治療の前に歯並びが悪くならないよう予防、改善することができ、同時に口腔機能も改善されます。
また、ただ指導するのではなく、写真を見せて経過をほめることが大切であると学びました。
当院の歯並び予防でも記録として写真を撮らせてもらってますが、単なる経過の記録という認識だったため、もっとやる気に満ちてもらうためには経過をほめる、出来ていることを自分でも凄いと思ってもらうためにも写真が大切になるのだととても勉強になりました。
写真だけでなく、歯並び予防で使用している装置の広がりの経過も表にするようにしているため、定期的に広がっている、頑張っているということを目で見て達成感を得てもらい、ほめてあげたいと思いました。
最後に、今日教わったことはどれもすぐに実行できることで、セミナーで学びながら思い当たる患者さんを症例に当てはめていました。
早く問題に気付き、なぜそうなったのか、どうすればいいのか改善策を考え、皆さんと一緒に歯並びの予防のために口腔機能も改善していきたいと思っています。
その他にも学んだことを自分の知識として皆さんにお伝えしたいです。
(歯科衛生士:木村 理瑚)